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英検2級の面接ってどうやったら受かるの?裏ワザってないの?
ありますよ!知りたい人だけ、読み進めてくださいね!
こんにちは!元塾講師歴10年のハトポッポです。
この記事を読むと次のことが分かるようになります。
- 面接全体の裏ワザ
- カード黙読時の裏ワザ
- カード音読時の裏ワザ
- カード質問No1 2の裏ワザ
- カード質問No3 4の裏ワザ
- 申し込み方の裏ワザ
「面接の自信がない・落ちたことがある」人専用なので、かなり詳しく説明しています!
音声付けてあるので発音練習にも使ってください!
※自信のある人は、この先は読む必要はありません。
英検2級 面接の裏ワザ18選!!
面接中に使える裏ワザと、面接外で使える裏ワザがの2種類があります。
面接外の裏ワザは「英検受験申し込みで使える裏ワザ」です。
それぞれを説明していきますね。
英検2級面接 裏ワザ全体像
これから説明するのはザックリ言うと次のことです。まずはサッと見てみましょう。
<面接全体の裏ワザ①~③>
①元気よく話す、返事する
②余裕のあるフリをする ・チョイ慣れ感を出す
③無言にならない
<カード黙読時の裏ワザ④~⑤>
④in this way, by doing soというフレーズがないか探しておく。
⑤doing so とthat, such, it などの指示語の具体的内容をつかむ
<カード音読時の裏ワザ⑥~⑧>
⑥抑揚をつけてちょっとオーバーに。
⑦カードは前に持って読む
⑧読み方はゆっくりで良い
<質問No.1 2の裏ワザ⑨~⑫>
⑨身振り、手振りを交えて話す
⑩How~?はBy~ingで答える。 Why~?はBecauseで答える。
⑪質問2~4では、ちょっとでも多くの英語をしゃべる
⑫登場人物1人に対して、1人の文をつくっていく。
<質問No.3 4の裏ワザ⑬~⑯>
⑬意見・理由・具体例の3つで答える
⑭It is 〇〇 for ▲ to ◆◆ ~という型で答える
⑮【I think~】ではなくて、【~I think.】でチョイ慣れ感を出す。
⑯That’s my opinion.を最後に言って「以上ですよ」とサラっと伝える。
⑰日本語は使うとダメだけど「固有名詞」なら使ってもOK
<申し込み方の裏ワザ1選>
⑱英検SCBTも活用して、英検を1年で最大9回受験できるチャンスを利用する。
以上がザックリした内容です。
ちょっと気にかかる「聞き直し」についても見ておきましょう。
英検2級面接で聞き直しはダメ?
結論:「聞き直し」は1回までなら減点にはならないです!
ちょっと聞き直しの回数と仕方について触れておきます。
聞き直しは1回までなら減点にならない、と英検協会が言っています。
質問が聞き取れなかった場合など、自然な流れの中で行われた「聞き返し」なら、減点の対象にはなりません。
ただし、不自然に行われたり、くり返し聞き返したりした場合は、減点の対象になります。
また、質問に対して答えている途中で、口ごもるなどして応答が滞る場合には、次の質問に進むことがあります。
引用:英検協会の「2級の試験内容」
つまり減点対象になるのは2回目から。
でも、1回聞き直して分からなかったら2回目もしっかり聞き直しましょう。
「あ~2回目は減点だあ…」って思って分からないまま回答するのはかえって逆効果です。
ちなみに、聞き直しで使える表現,フレーズ次のものがあります。
- Could you repeat the question?
- I’m sorry? (語尾を上げて発音します)
- Could you say again?
「Pardon?」がよく知られていますが、これらのほうがより丁寧な響きがあります。
続いて英検2級の面接の流れについてです。
英検2級面接の流れ
英検3級~準2級と同じく、全部でおおよそ8~9分程度です。
- ノックをして入室。あいさつをして、面接カードを渡す
- 席に着いて、挨拶と名前・受験級の確認
- 問題カードを受け取り、パッセージ(文章)音読をして、質問に答える。
- 退室
面接ではアティテュード(態度)という採点項目があります。
アティテュード(態度)とは?
「積極的に英語でコミュニケーションを取る態度」のことです。
面接は合計33点で採点されます。
その内訳がつぎのとおりです。
- アティテュード(態度) ➡ 3点
- 音読5点
- カードの質問1 ➡ 5点
- カードの質問2 ➡ 10点
- カード以外の質問1➡ 5点
- カード以外の質問2 ➡ 5点
アティテュード(態度)はたった3点に見えますが、この点数が低い人は落ちやすい傾向があります。
合格点について:現在の採点方式で目安とされているのは「20~22点」です。
この項目で満点を取るには、つぎの3つのポイントがあります。
- 声を大きくすること
- 積極的に英語をしゃべること
- 日本語を出さないこと
このことを実践しつつ、裏ワザをやっていきましょう!
英検2級の面接全体で使える裏ワザ3選
裏ワザの使い方に行きましょう。
面接室に入った瞬間から、先ほど説明した
<面接全体の裏ワザ①~③>
①元気よく話す、返事する
②余裕のあるフリをする ・チョイ慣れ感を出す
③無言にならない
を使います。1つずつ説明します。
裏ワザ①元気よく話す、返事する
入室した瞬間から元気よく行きましょう!
面接官は1日に何人も面接します。
元気のない人って相手するだけで疲れてしまいます。
面接官を疲れさせる人は良い点がもらえません…
でも、元気が良いと好印象になります。
相手は人間で、これは「面接」という前提を外さないようにしましょう!
裏ワザ②チョイ慣れ感を出す
言い換えると、余裕のある雰囲気を出す、ということことです。
具体的には次の5つ。
- 元気の良い声を出す。
- 入室して「座ってください」と言われたら「Thank you」と言う。
- カードを見る時以外は面接官に視線を合わせる。
- 面接官の説明に対して相槌(あいづち)をうつ。
- 表情をやわらかく。特に目(マスクしてたら、なおさらです)。
「元気のよい声」がココでも出てきました。
元気が良いと、「この子は雰囲気に飲まれていない」という感じに見えるんです。
元気よく声を出せば、実際に雰囲気に飲まれなくなります。
ちなみに余裕っぽく見せられる、使える表現があります。
それが、「I think ~」ではなく、「~, I think」という言い方です。
面接官に「おおっ!」って思わせられます。
詳しくは質問No.3とNo.3のところで改めて説明します。
大丈夫、あなたならできる!
裏ワザ③無言にならない
質問に対する答えを考え中に、無言になるというパターンです。
面接官にしてみると「この人、分からなくて無言なのか、考えていて無言なのか…?」と困ってしまいます。
かといって問題集に書いてある「Well… / Let me see…」とは、口から出てこない。
そんなときに使える表現は、この3つ!
- Ah…(発音:ア~…)
- Umm…(発音:ウ~ン…)
- Hmm…(発音:フーム…)
これを使えば、「考えてるんですよ」という姿がしっかりアピールできます!
相手に聞こえるようにちょっと声のボリューム大き目で!
やってはいけないのが「え~と…」とかの日本語を言うことです。
ノー勉の人に超ありがちです。減点対象です。
話を戻します。
無言は減点につながりやすいですよ。
よくあるパターンが、3秒以上無言になる人。
自分の3秒は相手の6秒だと思ってください。
この「沈黙の体感6秒」を繰り返し我慢する面接官から見ると、採点する意欲がなくなってしまいます。
Hello.
Hello.
Can I have your card please?
Ah…yes. Here it is.
Thank you. Have your seat, please.
Thank you !
面接官に対して元気よく返事して、チョイ慣れ感をアピールしましょう。
「座ってください」は他には「Take your seat please / Please take your seat 」など。
うまく聞き取れなくても「seat(スィート)」って聞こえたら「座ってください」だな、で大丈夫です。
「Thank you」とお礼を言うのを忘れないように。
Good morning / Good afternoon.
Good morning / Good afternoon.
・My name is〇〇. May I have your name please ?
My name is △△.
Mr.△△. This is the grade 2 test, OK?
Yes.
How are you today?
I’m great.
名前の聞き方もWhat is your name please ?とかありますが、上記のように聞き慣れない表現も。
うまく聞き取れなくても「name」って聞こえたら焦らずに「名前を聞かれてるんだな」くらいでOKです。
How are you? には他にもI’m fine / Fineくらいで良いでしょう。
ちなみにですが、英検の面接官ってコワい雰囲気のことが多いみたいですね。
生徒たちからよく聞くのが「めっちゃコワい先生だった」など。(なんでだろう…)
それでも雰囲気に飲まれないように!元気よく!
元気のあるフリをしていると、本当にそうなっていくものです!
英検2級面接 カード黙読時の裏ワザ④~⑤
問題カードの黙読時の裏ワザ④~⑤を見て行きましょう。
OK, let’s start the test. Here is your card.
Thank you.
First, please read the passage for 20 seconds.
OK
親向けの新たなサービス
幼い子を持つ親が人の多い場所へ買い物に出かけるのには手間がかかることがあります。このため、ショッピングセンターは次々とお客さんに子供の面倒をするサービスを始めてきています。親の中にはこれらのチャイルドケアサービスのあるショッピングセンターを選ぶ人もいます。こうすることで親たちはショッピングをもっと楽にするわけです。こういったサービスはシアターや病院でも利用可能になってきています。
裏ワザ④in this way, by doing soがあったらチェック
- in this way:このようにして /
- by doing so:そうすることによって
これらのフレーズがあればHow~?で質問されます。
なければWhy~?で聞かれます。
もっと言うと、in this wayに続く文章がそのまま問題文の中に入っているケースが多い。
「In this way, they do their shopping…」→「How do they do their shopping more easily ?」と聞かれるかな…と予想できるワケです。
でも、ここまで予想できる余裕なんてない人が大半だと思います。
なので、 in this way が具体的に何を指すのかを読んでつかむことです。
In this way の直前の文章に答えがあります。
- Some customers with children choose shopping centers that provide these services.
- 親の中にはこれらのチャイルドケアサービスのあるショッピングセンターを選ぶ人もいます。
がIn this way の意味です。
裏ワザ⑤that, such, it などの指示語をつかむ
さらに、Some customers with children choose shopping centers that provide these services.と指示語があります。
このtheseって何?
さらにservicesという単語を、さかのぼって追っていきましょう。
childcare servicesっていうのがありますね。
ちなみに最後のsuch servicesも、このchildcare servicesを指します。
これは後の質疑応答で生きてきます。具体的な使い方は「裏ワザ⑩」で改めて説明しますね。
…とはいえ、最初はここまでサッと理解するのはちょっと難しいですね。
でも、いろんな面接問題を練習すると、面接本番までの短期間でけっこう慣れてくるもんですよ。
では音読に入ります。
英検2級面接 音読時の裏ワザ⑥~⑧
僕の個人的経験で言うと、音読で満点(5点)取れる人は、ほぼ落ちないです。
だから、音読はめちゃくちゃ重要です!
裏ワザ⑥抑揚をつけてちょっとオーバーに。
(20秒後) Now, please read it aloud.
※音読
ここで面接の配点を見ておきましょう。
項目 | 得点(計33点) |
音読 | 5 |
カードの質問1 | 5 |
カードの質問2 | 10 |
カード以外の質問1 | 5 |
カード以外の質問2 | 5 |
アティテュード(態度) | 3 |
英検二次試験って、音読よりも質疑応答が大事な気がしますよね。
しかし!!ちょっと考えてみて下さい。
合計33点のうち、音読は「読むだけ」で点数がもらえるんですよ!
他は質問に答えなきゃ点数がもらえない。これは押さえておきたいですよね!
繰り返しますが、音読で5点取れる人は、ほぼ落ちないです。
音読の練習は「超重要」ということです。
さて、どうやって抑揚(よくよう)をつけて読むのか?ですが、例えば次の文章です。
- It can be troublesome / for parents with young children / to go shopping / in crowded places.
- 幼い子を持つ親が人の多い場所へ買い物に出かけるのには手間がかかることがあります。
この赤いところを強く読みます。 / のところはちょとだけ切って読みます。
ここがしっかり聞こえると、文章の意味が相手に伝わりやすくなるからです。
恥ずかしがらずに抑揚を大きくつけて読むことはすごくアピールになります。
抑揚なしの読み方だと話の要点が分からず、相手には聞きづらい。
面接官が見ているのは各単語の発音ではなく「文章の意味を理解して読んでいるか」です。
音読の練習の仕方は最低限、過去問か予想問題のCDやダウンロード音声を購入してください。
そして英語の先生に自分の読み方を聴いてもらうことです。
繰り返しマネすれば、数回の練習でパッと対応できるようになりますよ!
裏ワザ⑦カードは前に持って読む
相手に顔を見えるようにしつつ、カードを前方に持って音読するわけです。
目的は2つ。
- 声が相手に聞き取りやすいようにするため。
- 顔を前に向けて印象を良くするため。
顔を下に向けたままカードを音読するよりも、顔を前に向けたほうが、声がクリアに聞こえます。
顔が見える状態で元気よく読むと面接官には好印象となり、点数を稼ぎやすくなります。
特にマスクをしていると声がちょっと、こもって聞こえます
だから「カードは前に持って読む」は有効な手段です。
裏ワザ⑧読み方はゆっくり
早くスラスラ~っと読めるほうが点数は高いんだろうなと思いますよね。
でも、別にそんなことはないんです。
さっき言ったように抑揚をつけて、相手に分かるように読むことが重要視されます。
だから早口になる必要はないんです。
ゆっくり読みながら、本文の意味を少しでも多く理解しましょう。
ちなみに、読めない単語が出てきたらどうするか?
「こんな感じかな…」くらいの読み方で言っておけば大丈夫です。
ローマ字読みでOKです。気にしない!
英検2級面接 質問No.1,2での裏ワザ⑨~⑫&使える表現
しっかりついてきてますか?
疲れたらちょっと休憩しながらでもOKですよ!
では続きです!
裏ワザ⑨身振り、手振りを交えて話す
「え!?何のために?恥ずかしくない?」って思いますよね。
でもこれ、アティテュードの点数稼ぎに有効なんです。
特にマスクしてると表情でアピールしにくい側面もあるので、身振り手振りはさらに効果的です。
やっているうちに言葉も出やすくなってきます。
さらに、つぎの写真を比べてみましょう。
2人とも同じことを言ってますが、どっちのほうが熱意が強いように見えますか?
それが、面接官から見える景色です。
裏ワザ⑩How~?はBy~ingで答える。 Why~?はBecauseで答える。
質問1は文章から、質問2は絵から出題されます。
まずは文章。こういう内容でしたね。
親向けの新たなサービス
子を持つ親が人の多い場所へ買い物に出かけるのには手間がかかることがあります。このため、ショッピングセンターは次々とお客さんに子供の面倒をするサービスを始めてきています。親の中にはチャイルドケアサービスのあるショッピングセンターを選ぶ人もいます。こうすることで親たちはショッピングをもっと楽にするわけです。こういったサービスはシアターや病院でも利用可能になってきています。
Now, I’ll ask you four questions.
According to the passage, how do some customers with children do their shopping more easily ?
では、質問を4つします。
文章によると子供のいるお客さんはどうやってショッピングをもっと楽にしていますか?
Umm…by choosing shopping centers that provide childcare services.
チャイルドケアサービスのあるショッピングセンターを選ぶことによってです。
黙読時にチェックしたポイントがここで活かされます!In this way の内容を聞いてきましたね!
How~?で聞かれたら、In this wayの前の動詞を探してBy ~ingで答える、です!
「動詞」は「直前の文章の、主語に対する動詞」です。
ここ気を付けて下さいね。
主語に対する動詞は「choose」ですね。
だから、By choosing~ で始めます。
で、さっき見た指示語の these services を明確にします。
で、あとは By choosing shopping centers that provide childcare services.にするわけです。
Why~で質問をされた際は”Because”で答えます。
例えば
Why have more shopping centers started offering their customers childcare services ?
なぜ、ショッピングセンターは次々とお客さんに子供の面倒をするサービスを始めてたのですか?
と聞かれたら、直前の文章から答えを抜いて…
Umm…because it can be troublesome for parents with young children to go shopping in crowded places.
幼い子供を持つ親にとって、人の多い場所で買い物をすることは面倒だからです
になります。
ここではそのまま文章を引き抜いていますが、実際にWhy~?で聞かれる場合は引き抜く文章に指示語があるので、そこを具体的にして答えて下さい。
裏ワザ⑪ちょっとでも多くの英語をしゃべる
ここまでは本文を抜き出してほぼそのまま読むという答えでした。
ここからは、少し答え方の自由度が高くなるのでちょっとでも多くの英語を話してアピールしましょう。
「英語に自信がないから無理じゃね? 間違えたら減点になるじゃん」と思ったそこのキミ!
パターンやフレーズが決まっていればちょっとは言えるもんですよ。
裏ワザ⑫登場人物1人に対して、1つの文を作る
まずは具体例を見てみましょう。
Now, please look at the picture and describe the situation. You have 20seconds to prepare.
Your story should begin with the sentence on the card.
では、絵を見て状況を説明してください。
20秒準備時間があります。
カードにある文で始めて下さい。
One day, the Sasaki family went to an art museum that offered childcare services.
Hmm…When they were at the entrance, he said “They’ll take care of our baby while we look around.”
She was interested in the services too.
Ah…ten minutes later, he was putting the bag in the locker room.
She wanted to see the paintings.
Umm…two hours later at the gift shop, he was buying some gifts.
But she was worried about their baby.
※黄色ラインは本文の抜き出し
ある日、佐々木一家はチャイルドケアサービスを提供する美術館に行きました。
入り口にいる時に、「ここって見て回る間に子供の面倒を見てくれるね」と彼は言いました。彼女もそのサービスに興味がありました。
10分後、彼はロッカールームで荷物を置いていました。彼女は絵をみたいと思ってました。
2時間後、お土産屋さんで彼はお土産を買っていました。でも彼女は赤ちゃんのことが心配でした。
2文が3コマなので、合計6文にします。
絵の中にある文をそのまんま使いながら話をつくっていきます。
文章は過去形で答えましょう。
最初の文で「the Sasaki family (ササキ一家)」と言っているので、1コマ目から「he, she」で表現して大丈夫です。
または、ここでは「父・母・子」という登場人物でもあるので「the father / the mother (お父さん・お母さん)」でもOKです。
では、1コマずつ詳しく解説します。
ここから「ちょっとでも多く英語をしゃべってアピールする」を開始します!
1コマ目では多くの受験者がしゃべっている人物のことだけ話す傾向があります。
He (She) said ”〇〇〇〇〇”. Ten minutes later ~… という感じで。
ここは「おッ?!この人は違うぞ!」とアピールして点数を伸ばしましょう。
付け加えたいのが、赤い文の箇所です。(黄色いラインは本文の抜き出し)
Hmm…When they were at the entrance, he said “They’ll take care of our baby while we look around.”
She was interested in the services too.
入り口にいる時に、「ここって見て回る間に子供の面倒を見てくれるね」と彼は言いました。彼女もそのサービスに興味がありました。
まずは場所を最初に言います。
「When they were at / in ~」でスタートしましょう。
「entrance(入口)」が難しければ、「the art museum」でも大丈夫です。
美術館に出かけた、ということなので「arrived at ~ / got to ~(~に到着したとき)」でも良いでしょう。
- When they arrived at the art museum ~
- When they got to the art museum ~
佐々木一家が美術館に到着したとき~
それから、he said~につなげます。
子供を預けたことは2コマ目を見ると分かるので、奥さんもこのサービスに興味を持ったということです。
これを文章にします。
She was interested in the services too.
これがちょっと難しければ、登場人物の感情を表現します。
She was very happy.(彼女はとてもうれしかった)でも大丈夫。
うれしそうな顔をしているからです。veryをつけてちょっと大げさにします。
【at と in は何が違うのか】
「at」は「~にいる」、「in」は「~の中にいる」です。
「at the entrance」は、「入口にいる」ということです。入口の中・外の両方を含みます。
「in the entrance」は、「入口の中にいる」ということです。
さっきのWhen they were at / in the entrance, はどちらを使っても大丈夫です。
あと、1コマ目は2人のうち片方が何かを提案したり、誘ったりしているパターンが多い。
1人が「We should ~」と言ってるのを片方が聞いている、と言う感じです。
例えば、場所がリビングルームで1人が何かを提案したり意見を言ったりして、片方が聞いている絵ならこんな感じにします。
When they were in the living room, she said “Let’s go to the museum”. He agreed with the opinion / suggestion.
「彼らがリビングルームにいたとき、彼女は”あのミュージアムに行こうよ”と言いました。彼はその意見 / 提案 に賛成しました」
と言えば大丈夫です。
場所から始めて、もう一人の様子を文にすれば最初から2文作れるわけです。
しゃべる英語の量が増やせたでしょ?
1コマ目まとめ(黄色いラインは本文の抜き出し)
1文目
When they were at the entrance, he said “They’ll take care of our baby while we look around”
When they were in the entrance, he said “They’ll take care of our baby while we look around”
When they arrived at the art museum, he said “They’ll take care of our baby while we look around”
When they got to the art museum, he said “They’ll take care of our baby while we look around“
2文目
She was interested in the services too.
She was very happy. ※人物の「感情」でも良い
模範解答は
「Mr.Sasaki was putting his bag into the locker. Mrs.Sasaki was looking forward to seeing the paintings with her husband」
「ササキさん(夫)は彼のバッグをロッカーに入れていました。ササキさん(妻)は夫と絵を見るのを楽しみにしていました」
です。
でも、こんな回答はちょっと難しいかな…と。
もっと簡単でいいです。
Ten minutes later, he was putting the bag in the locker room. She wanted to see the paintings.
「彼はロッカールームでバッグを置いていました。彼女は絵を見たいと思っていました」
人物の動作の表現が分からない場合、「they were in 場所」にしましょう。
Ten minutes later, they were in the locker room. She wanted to see the paintings.
「10分後、彼らはロッカールームにいました。彼女は絵を見たいと思っていました」
2文目はけっこう自由度が高いです。
look around(見て回る)という表現が1コマ目にあるので、コレを使うのも良し。
Ten minutes later, they were in the locker room. She wanted to look around the paintings.
「10分後、彼らはロッカールームにいました。彼女は絵を見て回りたいと思っていました」
「作品」は「the works」なので、
She wanted to look around the works.
も良いです。
「enjoy(楽しむ)」を使ってもいいですね!
She wanted to enjoy the works / the paintings.
「彼女は~と思いました」と表現しても大丈夫です。
She thought “I want to look around the works / I want to enjoy the works”
表現の幅ってけっこうあるもんでしょ?
2コマ目まとめ(黄色いラインは本文の抜き出し)
1文目
Ten minutes later, he was putting the bag in the locker room.
Ten minutes later, they were in the locker room.
2文目
She wanted to see the paintings.
She wanted to look around the paintings.
She wanted to look around the works.
She wanted to enjoy the works / the paintings.
She thought “I want to look around the works / the paintings”
She thought “I want to enjoy the works / the paintings”
これも、知っている単語で簡単に表現するだけで大丈夫です。
Two hours later at the gift shop, he was buying some gifts. But she was worried about their baby.
夫がお土産屋さんでお土産を買っていて、奥さんが子供を心配しています。
gift shopと書いてあるので、そのまんま使ってしまいましょう。
「買う」はgetでも大丈夫です。
he was getting some gifts.
選んでいる「choosing」でもOKです。
he was choosing some gifts.
で、奥さんの「心配する」が思い出せなかったら「彼女は赤ちゃんのことを考えていました」でも大丈夫。
- But she was thinking about their baby.
- But she was thinking about her baby.
their / her どちらも大丈夫
3コマ目まとめ(黄色いラインは本文の抜き出し)
1文目
Two hours later at the gift shop, he was buying some gifts.
Two hours later at the gift shop, he was getting some gifts.
Two hours later at the gift shop,he was choosing some gifts.
2文目
But she was worried about their baby.
But she was thinking about their baby.
ということで、ここまでが質問1・2の箇所でした。
ここまで見てきたとおり、英検4級レベルの単語をつなぎ合わせればちゃんと正解として成り立ちます。
英検2級面接 質問3~4で裏ワザ⑬~⑯&使える表現
はい、ここまで来るとちょっと読んだだけでも疲れますね。
休憩してもOKっすよ!休んだら、続きを読んでいきましょう。もうチョットです。
…はい、授業に戻ります。まずは具体例です。
ここでも、先ほどの「身振り・手振りを交えて話す」・「ちょっとでも多くの英語をしゃべる」を続けます。
Now, Mr.△△, please turn the card over and put it down.
Some people say that parents today give too much freedom to their children.
What do you think about that ?
では△△さん、カードを裏にして置いてください。
最近の親は子供に与える自由が多すぎるという人もいます。
そのことについてどう思いますか?
(賛成の場合)
I agree.
Umm…because I don’t think it is important for children to have a lot of freedom.
Ah…for example, they cannot think a lot of things by themselves.
That’s my opinion. または That’s what I think.
賛成です。
子供たちが多くの自由を持つことは大事だと思わないからです。
例えば、彼らは多くのことを自分で考えることができません。
それが私の考えです。/ それが私の思う事です。
(反対の場合)
I disagree.
Umm…because it is good for children to have a lot of freedom, I think.
Ah…for example, they can think a lot of things by themselves.
That’s my opinion. または That’s what I think.
反対です。
子供たちが多くの自由を持つことは大事だと思うからです。
例えば、彼らは多くのことを自分で考えることができます。
それが私の考えです。/ それが私の思う事です。
賛成・反対の立場を答えるものですが、「言いやすいほう」で答えましょう。
つまり「ウソでもいい」ということです。
裏ワザ⑬意見・理由・具体例の3つで答える
①まず、賛成か反対の意見を「I agree / I disagree 」で述べます。
②つぎに、「because it is 〇〇 for ▲ to ◆◆:なぜなら▲にとって◆◆することは〇〇だからです」というかたちで理由を言います。
※この〇〇の部分で特に使いやすいのがつぎの4つです!
- good 良い
- important 大切だ・重要だ
- useful 便利だ
- convenient 都合がよい
③最後に具体例を言います。 または2つめの理由でもOKです。
2つめの理由の場合はAlso, because ~…という書き方にしておきます。
↓↓ちょっと発音について触れておきます↓↓
【can’tよりもcannotのほうが確実】
学校では「can’t :キャント」で習う場合がほとんどですね。
しかし、めったに英語をしゃべらない人が
- I can understand it.
- I can’t understand it.
と言うと「キャン・キャント」の発音がほとんど同じに聞こえる人がけっこういる。
アクセントが弱いので「キャント」が聞き取りづらい人が多んです。
面接官からすると「ん?今どっちを言ったんだ?」って思います。
なので「cannot:キャンノット」を使えばちゃんと聞こえて、間違いありません。
ちなみに「cannot:キャンノット」と、ノットをちょっと強めに発音すると、より確実に伝わります。
裏ワザ ⑭「I think~」ではなくて「~I think.」でチョイ慣れ感を。
受験者の回答は、「I think」をアタマにつけて
…because I think it is good for children to have a lot of freedom.
と答えるのが大半ですね。
でも、文の後ろにくっつけて
because it is good for children to have a lot of freedom, I think.
って言うとチョイ慣れしている雰囲気をアピールできます!
意味はどっちも同じなので問題なし!
ただし、これは肯定文で使うので、I don’t think を文末につける、ということはしません。
↓↓もうひとつ注意点↓↓
【英検面接で「多くの」は a lot of が確実】
「多くの」を表現するときは「a lot of / many」がパッとアタマに浮かびますね。
使うなら a lot of が確実です。
- a lot of ➡ 数えられる名詞 / 数えられない名詞 両方使える
- many ➡ 数えられる名詞 だけ使える
だからです。
面接中に「あれ?どっち?」と思ったら「a lot of 」で間違いないです。
裏ワザ ⑮”That’s my opinion.” で「以上です」と伝える
質問3~4のパートでは、面接官は「次への区切り」を判断したいことがけっこうあります。
なので「Are you finished ? 終わりましたか?」と聞かれることがあります。
これは「もう次に行っていいですか?」ということなんです。
ということで、言い終わったら
That’s my opinion.
それが私の考えです
をシメの一言にします。カッコイイですね。
または
That’s what I think.
それが私の思うことです
と言うと、さりげなく「以上です」と伝えられて、チョイ慣れ感もバツグンです。
意見を言った後の沈黙も避けることができます。
一石二鳥・三鳥の使える表現です!
ちょっとこの、What+主語+動詞の文法について触れておきます。
【What+主語+動詞 で「主語が動詞すること・もの」という意味になる】
what I think 私が思うこと
➡ This is what I think これが私の思うことです
what he is reading 彼が読んでいるもの
➡ What he is reading is “Newsweek” 彼が読んでいるのは「ニューズウィーク」だ
what she said 彼女が言ったこと
➡ What she said was true 彼女の言ったことは本当だった
裏ワザ⑯※質問3と同じ対策でOK
Today, many people buy secondhand goods such as used books and used clothing.
Do you think more people will buy secondhand goods in the future ?
この頃では中古本や中古着などの中古品を買う人がたくさんいます。
今後、中古品を買う人が増えると思いますか?
賛成の場合
Yes.
Why ?
Umm…because it’s convenient for us to buy secondhand goods, I think.
Ah…for example, we can save a lot of money.
That’s my opinion. または That’s what I think.
私たちにとって中古品を買うことは都合がいいからです。
例えば、お金をたくさん節約できます。
それが私の意見です。/ それが私の思うことです。
反対の場合
No.
Why not?
Umm…because a lot of people want to buy new things, I think.
Ah…for example, they want to buy new TVs, new books, and so on.
That’s my opinion. または That’s what I think.
多くの人は新しいものが欲しいと私は思うからです。
例えば、彼らは新しいTV、新しい本などを買いたいと思います。
それが私の考えです。/ それが私の思うことです。
これも「言いやすいほう」で答えれば、それでいいです。
ウソでもいいですよ。
ホントのことを答えようとして考え込むと、無言になったり返答に時間がかかりすぎるなどの事態になるかも、です。
ちなみに、こんな裏ワザもあります。
「日本語はダメ」と言いましたが、「固有名詞」なら問題ないんです。
固有名詞は英語に訳せないからです。
例えばこんな質問に対して使えます。
Today, more and more people shop at discount stores.
Do you think it’s a good idea to shop at those stores ?
最近ではディスカウントショップで買い物をする人が増えています。そういったお店で買い物をすることは良いアイデアだと思いますか?
Yes. Because it is important for us to save money.
For example when we shop at Gyomu-super or Daiso, we can save a lot of money.
はい。私たちにとってお金を節約することは重要だからです。例えば業務スーパーとかダイソーで買い物をするとたくさん節約できます。
意外でしょ?こういう固有名詞ってもっと使えそうですね。
- 自動車の話ならToyota(トヨタ)
- ゲームならNintendo(任天堂)
- マンガやアニメならDoraemon(ドラえもん) など
- ※発音は日本語の発音で大丈夫ですよ
固有名詞は「名前」なのでそのまま使って大丈夫なんです。
…ということで、面接中の裏ワザについては以上です。
しかし!
面接室を出る時まで、元気よく話す、返事するをお忘れなく!
最後まで良い印象を残していきましょうね!
英検2級面接の裏ワザ⑰ 面接外で使えるコレ!
で、「面接外の裏ワザ」を最後に紹介します!
英検SCBTも活用して受験チャンスを複数にする
英検SCBTでは検定期間内に2回、同じ級の試験を受けられます。
これは年6回
従来型は検定期間内に1回、同じ級の試験を受けられます。
これは年3回
SCBTと従来型を組み合わせると、検定期間内に3回の受験が可能です。
つまり次のように受験できる、ということです。
検定期間は4~7月・8~11月・12~3月。
それぞれの検定期間で3回ずつの受験が可能なので、英検は1年で最大9回の受験ができます。
これには「1次免除」も両方で使えます。
スピーキングだけ・面接だけをそれぞれ受けることができるんです。
知らない人が多いようです。機会があれば活用しましょう。
英検SCBTのスピーキングが不合格➡従来型の面接のみ申し込む
例えば、第2回英検期間でSCBTスピーキングテストのみ不合格だったとします。
不合格の分かった日が従来型の英検申込期間内の場合、従来型を「1次免除」で申し込むことができます。
英検従来型の面接が不合格➡SCBTのスピーキングのみ申し込む
これも可能です。こちらの場合、「同じ期間内」は無理のようです。
ですが、次回の従来型の二次試験までは4カ月程度ですが、SCBTなら1カ月程度です。
コレ、ぜひ活用しましょう!
…ということで、「英検2級の面接の裏ワザ」については、ここまでです。
英検2級の面接対策に必要な問題サンプルの数は?
あくまで、個人的な経験によるものなので「絶対」ではないことをご了承のうえ、参照してください。
手元に準備してほしい問題サンプル(過去問・予想問題カード)の枚数は6~10枚です。
過去問でも予想問題でもどちらでもOKです。
以下は、僕が実際に面接対策でやっていた手順です。
1回40分程度の練習を実施します。
1回の練習で使うカードは2~3回分(カード2~3枚)です。
1枚のカードで2回の練習をします。
みんな1回目はそんなにうまく受け答えできないですね。
一通り終えたら文章の単語と意味のチェック・音読の復習、質疑応答のチェックをします。
その直後に同じカードでもう1回練習。
今度はけっこうスラスラいけます。
これをあと2~3枚分やるわけです。
これで1日目終了。
2日目に新しい2~3枚のカードで同じことをします。
1日目よりもだいぶ慣れてくるので、徐々に受け答えが上手になっていきます。
3日目の練習は、生徒によって内容を変えます。
・1~2日目のカードをすべて総復習して、新しいカードをする
・うまくできていなかったカードの復習と新しいカードをする
・新しいカードだけをさらに実施する
という感じで、仕上がり具合によって様々です。
ほとんどの生徒が3日目までで終了して高い完成度を見せていました。
「ほとんど」というのは2日目で完成度の高い生徒はそこで終了する場合もあったからです。
1回の練習で使用するカードは2~3枚で、それを3日分なので、6~9枚というわけです。
ちなみに…まれにですが、4日目・5日目…という生徒もいました。
そういう生徒にはこっちもさらに血眼(ちまなこ)になって特訓しました。
ギリギリ受かる子もいれば、残念ながら落ちる子も。
でも4日目、5日目と対策が長引く生徒には共通点があります。
- 声が小さい
- 元気がない
- 沈黙の時間がある
「自信ありませんオーラ」が全身から出ているんです。
この土台が弱いと、「裏ワザ」以前の問題です。
でも、「これを乗り越えさせることこそ自分の仕事」と考えてやっていました。
こういった経験をベースにして、この記事は作成されています。
英検2級面接におススメの予想問題・過去問集
おススメの予想問題・過去問集は2種類あります!
たいていの本屋さんに置いてあると思います。
10日でできる! 英検2級 二次試験・面接 完全予想問題 [ 旺文社 ]
予想問題は10回分あります。
10回分もあれば心強いですね!
この問題集の特長は動画です。
面接試験中の様子だけでなく、会場到着から試験開始までの待ち時間や、試験終了後の様子まで映像で疑似体験できます。
DVDでもスマホでも動画を見ることができます。
また、SCBT形式のスピーキングテストの練習ができるウェブ模試にも対応している点も嬉しいところです!
「Yahoo!ショッピングで見る」で見ると準2級の問題集なども一緒に出てくるので間違えないようご注意ください。
英検2級 過去6回全問題集 [ 旺文社 ]
これの最大の魅力は「二次試験の過去問自体が掲載されていること」です。
音声はCDでもアプリやダウンロードでも聞けます。
Web特典で二次試験の流れを把握することもできて、「痒いところに手が届く」サービス満点です。
ただ、もう少し面接問題の数が欲しいです。
なので、学校とかにある問題集からコピーをするなどで補充するとよいかもしれません。
「Yahoo!ショッピングで見る」で見ると準2級の問題集なども一緒に出てくるので間違えないようご注意ください。
まとめ
こんな長いこと、ホントお疲れ様でした!
「英検2級面接の裏ワザ18選!使える表現&フレーズで突破しよう!」は、以上です!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Practice makes perfect (練習すれば完璧になっていく)です!
Good luck and have a great day!!
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