ダニエル グラスル(グラッスル)wikiプロフ!ドーピング疑惑とは?

ダニエル グラスル グラッスルwikiプロフィール ドーピング疑惑

イタリアのフィギュアスケート選手、ダニエル グラスル(グラッスル)選手が甘いマスクでかっこいいと話題です!

22歳(2024年11月現在)という若さでこれまでにイタリア大会4連覇、シニア国際大会で10個のメダルを取るなどその頭角を現しています。

イタリア人男子フィギュアスケート界の歴史を変える偉業まで成し遂げている(後述)若きホープです!

一方で、「ダニエル グラスル(グラッスル)」と検索すると「ドーピング」という言葉も出てきます。

光と影の気配を感じるこの選手を今回は見ていきましょう。

もくじ

ダニエル グラスル(グラッスル)選手プロフィール

ダニエル グラスル(グラッスル)wikiプロフ!ドーピング疑惑とは?
  • 生年月日: 2002年4月4日
  • 国籍:イアリア
  • 身長/体重: 170cm / 59kg
  • 主な戦績: ’23 ヨーロッパ選手権 6位
    ’22 GPファイナル 6位
    ’22 GPイギリス大会 優勝
    ’22 世界選手権 7位
    ’22 北京五輪団体 7位
    ’22 北京五輪 7位
    ’18~’21 イタリア選手権 優勝

’18~’21年でイタリア国内大会を4連覇し、その後の国際大会でも着実に実力をつけるものの、’23年は目立った成績がありません。

そこには「ある疑惑」が関係しているようです。

ダニエル グラスル(グラッスル)選手 ドーピング疑惑とは?

結論から言うとドーピングではなく、「ドーピング検査を3回受けなかった」というもの。

2023年9月、イタリアの国家反ドーピング機構(NADO Italia)による以下の発表がありました。

イタリアの国家反ドーピング機構(NADO Italia)は、ダニエル・グラスルが3回のドーピング検査を受け損ねたことをRIAに確認しました。まだ制裁は適用されておらず、彼には説明を求められています。

次のものはイタリア通信社ANSAが2023年12月8日に報じたもの。

3回のドーピング検査を欠席したフィギュアスケーターのダニエル・グラスル選手にも2年間の資格停止を求めている。

ANSA(イタリア通信社)

いろいろな報道をまとめた要点はつぎのもの

  • ドーピング検査の際、モスクワでトレーニングを受けていたのにイタリアにいると申告したため、イタリアの自宅で検査が行われるという事態が発生
  • このようなドーピング検査の不履行は、通常、1年から2年の資格停止処分に繋がる可能性がある
  • だが、練習拠点がモスクワではなくなったという情報が更新されていなかったことから起こった問題という「技術的エラー」の可能性も高い

これに対し、本人は「私は何も知りません。モスクワで1人で生活するのは困難でしたが、この報道は事実ではない」と否定。

「モスクワで1人で…」というのは彼は2023年の初頭から練習拠点をロシアのモスクワに移し、エテリ・トゥトベリーゼの指導を受けていたことを指します。

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厳しいコーチとして有名

トゥトベリーゼ氏はロシアのカミラ・ワリエワ(ショートプログラム・フリースケーティング・総合得点の全てにおいて現在の世界記録保持者)など数々の選手を指導してきたコーチ。

しかし、同時期に彼は指導をしていたトゥトベリーゼ氏のもとを離れていたこともインスタ上で明らかにしました。

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「アメリカとロシアでの素晴らしい経験を経て、8月にイタリアに戻り、次のシーズンの準備とトレーニングを続けることにしました。

エテリ・トゥトベリッゼには専門的なサポートと指導に感謝します。」

https://www.instagram.com/p/CwzwGkgI-9H/?hl=ja&img_index=1

このシーズンでは2つの出場予定だった大会を直前になって欠場になっていましたが、理由は明らかにされていません。

とはいえ、今シーズンは10月の「CS ネペラ メモリアル」というスロバキアでの大会で優勝しているので、今のところ長期の出場停止にはなっていないようです。

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CSとは?

国際スケート連盟(ISU)が公認するフィギュアスケートの国際大会シリーズ。

チャレンジャーシリーズ (Challenger Series)の略。

トップスケーターが参加するISUグランプリシリーズ(GPS)より格下。

順位によって世界ランキングのポイントを獲得できる。

以上が一連の「ダニエル グラスル選手 ドーピング疑惑」の全体像です。

では経歴を見ていきましょう。

スケートを始めたのは子供の頃に羽生結弦選手を見てからだそうです。


ダニエル グラスル(グラッスル)選手の経歴

2002年4月生まれ。

2008年に当時13歳だった「メラーノ杯」で演技をする羽生結弦選手を見てスケートを学び始める。

ダニエル グラスル(グラッスル)wikiプロフ!ドーピング疑惑とは?

2015年、13歳でジュニア国際デビューを果たしたグラスル選手は、ロンバルディア杯で銅メダルを獲得。

<年齢区分(スケート年齢)>
 シニア ・・・15歳以上
 ジュニア・・・13歳~18歳まで
 ノービス・・・10歳~13歳
 *スケート年齢とは1年を7月1日から6月30日とみる。
7月1日に上記の区分の年齢に達している必要がある。

シニア国際大会デビューは2017年。

クロアチアで開催されたゴールデンベア大会で金メダルを獲得。これは当時のイギリスチャンピオンを押さえての金メダルでもありました。

そしてこの大会では、史上最年少(15歳)で4回転ルッツを成功させるという才能を見せます。

こういった技を成功させる彼の優れたジャンプ力がその後のメダル獲得の大きな武器となっていきました。

同年、かつて幼少期に13歳当時の羽生結弦選手を見た「メラーノ杯」で銅メダルを獲得。

さらに翌年の2018年にはシニア国内大会を制し、イタリアチャンピオンとなる(この後、2021年までイタリア大会4連覇を達成)。

続く2019年世界ジュニア選手権では銅メダルを獲得という快進撃が続きます。

しかし2020-2021年はコロナパンデミックの影響で思うような結果を残せない時期が続きました。

そんなシーズンのあと、2022年のヨーロッパ選手権では個人ベストを更新し、銀メダルを獲得という快挙を成し遂げました。

ダニエル グラスル選手、夢の北京オリンピックへ

この年に開催された北京オリンピックでイタリア代表として団体戦に出場し、7位という好成績を残しました。

この団体戦で戦った感想をインスタでこう述べています。

I’am officialy an olympian now and I am proud to say that I made a little bit of Italian skating history, being the first male skater after 70 years to make the top 10 at the Olympic Games. Excited for what’s to come in the future.

僕は今や正式なオリンピック選手であり、ささやかなイタリアスケート界の歴史を作れたことを誇りに思います。

それはオリンピックにおいて70年ぶりにトップ10入りを果たしたイタリア人男性スケーターになれたということです。

そしてこうもつづっています。

Believe in your dreams.Thanks for everything Beijing. 自分の夢を信じてください。すべてのことにありがとう、北京。

オリンピック出場というビッグドリームが叶った喜びがよく伝わってくる言葉ですね。

またこの時、オリンピック2連覇を果たした羽生結弦選手とのエピソードも明かしています。

フリー演技後、暫定上位に立った羽生結弦選手、ダニエル・グラスル選手、ジェイソン・ブラウン選手の3人がグリーンルームで顔を合わせたときのこと。

「思い出のアルバムに残したい写真。🤩 ダニエル・グラスルと羽生結弦!」

羽生結弦選手はアイシングのため氷水を使い、ジェイソン・ブラウン選手らとコミュニケーションを取っていました。

そんななか、グラスル選手にも同様の配慮を見せたのですが、グラスル選手は遠慮してしまったと言います。

彼はこの時のことを「あの時、パックを受け取っておけばよかった」と後悔していることを明かしています。

北京オリンピックは様々な思い出を彼に残したみたいですね。

ダニエル グラスル選手 イタリア初の快挙を達成

勢いは続きます。

同年に開催されたイギリス大会では金メダルを獲得し、グランプリファイナルへの出場権を得ました。

グランプリファイナルとは?

国際スケート連盟(ISU)が承認するフィギュアスケートの競技会。

ISUグランプリシリーズの各6大会の成績上位選手が出場する決勝大会。

グランプリファイナルへの出場はイタリア人男子フィギュアスケート界では初めてのことでした。

総合6位という結果を残し、2023年1月~8月の間、先述したモスクワに拠点を移します。

その際に例の「ドーピング検査受けなかった騒動」があり…という感じです。

ダニエル グラスルwikiプロフ!ドーピング疑惑とは? まとめ

ということで、まとめるとつぎのような感じです。

  • スケートを始めたきっかけは6歳の時に当時13歳だった羽生結弦選手を見たこと 
  • 史上最年少(15歳)で4回転ルッツを成功させた 
  • 20歳で北京オリンピック団体戦出場(7位) ※イタリア人選手ではトップ10入りは70年ぶり 
  • 20歳でイタリア人男子フィギュアスケート選手で初めてグランプリファイナル出場 
  • 2023年にドーピング検査を受けなかったため、大会出場停止の可能性が出た 
  • いくつかの大会に欠場するも(理由は不明)、9月から大会出場を再開。NHK杯も出場予定

2026年のオリンピック開催地はイタリア。

地元開催となるわけですが、彼は「メダルを取ることが目標」と意気込みます。

北京で綴っていたメッセージ

Believe in your dreams.自分の夢を信じてください。

この思いをミラノオリンピックで叶えてほしいですね。


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